2009/04/30

ファビオ・ルイージ&ドレスデン国立歌劇場管弦楽団

昨晩はサントリーホールでファビオ・ルイージ&ドレスデンがあった。2時スタートのマチネーだったので、快晴のもと、広場にあるカフェでゆったりと午後ティーを飲みながら、開演前のリラックスした時間を楽しんでから入場した。サントリーホール前の広場はヨーロッパ的で、コンサート前後に余韻を楽しむことのできる日本では希有なホールだ。終了後にカフェでワインなどを飲んでいると、演奏し終わったばかりのミュージシャン達といっしょになることがあり、彼等との距離が近づいた感じがして親しみを感じる。さて、昨晩のドレスデンの演目はオール・リヒヤルト・シュトラウスで「ドンファン」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」「英雄の生涯」で、このドイツ伝統のオケにはまさに最高のプログラムだった。このオケは音量がバカでかいのでR・シュトラウスものは迫力があって気持ちが良い。そしてイタリア人指揮者ルイージとの相性が余程良いのだろう、2006年にザルツブルグで聴いた時より更に濃密な演奏になっている。

2009/04/24

マリア・ジョアン・ピリシュ

彼女のピアノ・リサイタルが22日すみだトリフォニーホールであった。私はこのホールはピアノをはじめリサイタル向きだと思っていて、新日フィルとの協奏曲プログラムはパスした。後期のショパン作品を中心に組んだ今回のプログラムは、ピリシュ・ファンにとって嬉しい限りだ。当日はピリシュによる、落ちついて、エモーショナルになり過ぎない、ショパンのメランコリックなメロディーを聴きながら、安らぎの中で爽やかな春の宵を堪能した。彼女の生まれ故郷ポルトガルのリスボン・ジェロニモス修道院で行なわれた、ピエール・ブーレーズ指揮ベルリンフィル・ヨーロッパ・コンサートのモーツアルト協奏曲20番はお奨めです。

2009/04/20

山下達郎6年振りのライブ

先週の金曜日は山下達郎6年振りのライブを中野サンプラザで聴いた。6時半から始まり10時までの3時間半、シュガーベイブ時代から現在までのヒットソング満載プログラムで、たっぷりと極上のパフォーマンスを堪能させてもらいました。達郎さんは今年で56才になりましたが、あの高音を歌い切るのは超人的です。6年半もライブができなかったのはドラマーの青山純が他のアーティストに持って行かれたせいだと告白していましたが、若干24才の新メンバー小笠原拓海さんは素晴しいドラマーだと思います。ドライブ感、テクニック、そしてルックスと言うことなしで、達郎さんも将来日本の音楽界を引っ張って行く逸材だと紹介していました。今年は新生達郎バンドでライブをいっぱいやるそうです。楽しみですね。

2009/04/09

CiENの高速ラップ



キユーピーハーフの新バージョンが流れ始めた。スペイン語ラップは前回同様のCiENだ。今回は最終形になるまでに前回以上に時間をかけた。CiENのパワフルな高速ラップが録れた時点で、どこまでバックトラックを削ぎ落とせるかがポイントになり、作家EAGER LUSHの繰り出すキャッチーなフレーズを残酷にカットし、結局ドラムスだけで行くことにした。CM音源はこちらで聴けます。http://www.mr-music.co.jp/top.html